【2021年度 西武信用金庫賞】向台おーじカフェ 向旺二さんインタビュー

西東京市ビジネスプランコンテスト2021 西武信用金庫賞受賞 向旺二さん

コロナによる営業規制のため、飲食店やライヴハウスは大打撃を受けました。仕事や夢を失った歌手や役者、脚本家などのアーティスト…。彼らがもう一度夢に挑戦できる「場」を作りたい。また、その「場」で、自分が作家として産み出した脚本を演じてもらいたい。このような想いを重ねていくなか、活躍の場を求めているのはアーティストだけではないことに気づきました。そこで、十年近くアジア中のカフェをめぐり、家でも焙煎を楽しむほどのコーヒー好きの趣味を活かし、カフェ(趣味)とエンターテイメント(仕事)を融合した「エンタメカフェ」を立ち上げることにしました。

おーじカフェは、オーナーが作家(脚本家)でエンタメのプロですから、ゲリラ芝居や生演奏、絵画の展示会、漫才などを鑑賞できます。しかも、お客様はその舞台に表現者として出演することもできます。ゆっくりと、コーヒーの焙煎を待ちながら、本を読むのも良し、店内で展開するお芝居や漫才、展示を楽しむのも良しです。表現者は、老若男女、経験・未経験を問いません。未経験でも意欲がある方は、おーじカフェがサポートします。人には一つや二つ、失敗談や成功談、教訓など、鉄板のすべらない話がありますよね。そのようなお話は、必ず誰かの役に立ちます。でもYouTubeなどで配信するのはハードルが高い。では、地元のカフェならどうでしょうか。歌手を目指す子供たち。ビジネスや人生の先輩から話を聞きたい人たち。コーヒー1杯の値段で、気軽にエンタメや講演が楽しめる。表現者として挑戦もできる。敷居をぐんと低くして、より手軽で身近なエンタメを提供していきます。

エンタメは、本当にお金がかかります。本番でも練習でも場所代がかかります。おーじカフェではアーティストからお金をもらいません。おーじカフェのコンセプトに合う題材ならタダで舞台を使えます。演者は、舞台代タダでコンサートや講演ができるので「良し」。お客さんは、コーヒー1杯の値段でエンタメが楽しめるので「良し」。オーナーのおーじは、たくさんのお客さんの前で自分の脚本が世に出るので「良し」。三方よしです。

ーコンテストに参加しようと思ったきっかけは?

このビジネスプランが地域の皆さんにどう評価されるのかを知りたい。そして、アーティストだけでなく、表現の場を求めている地域の皆さんにもおーじカフェを知ってもらうために応募しました。

ービジネスプランコンテストに参加して、得られたものはなんですか?

コンテストの場だけでなく、コンテスト後もたくさんの方から、お問い合わせやフィードバックをいただきました。これからの事業計画の参考とモチベーションになっています。

ーコンテストに参加して、苦労した点についても教えてください

コンテストのためだけの準備はしませんでしたので、特に苦労はありませんでした。事務局の方が、親切丁寧、かつ柔軟な対応をしてくださいましたので、普段の生活や事業の手を止めることなく、スムーズに参加することができました。

ーこれから第一歩を踏み出す方へメッセージを!

それなりに苦労はしてきましたので(恥ずかしくてここでは書けませんが…)、失敗談でよろしければいつでもお店でお話ししますよ。

西東京市は、創業カフェなど、起業を志す人へのサポートが手厚いので、是非利用されることをお勧めします。また、多摩信用金庫さんや西武信用金庫さんが開催される相談会やセミナーも内容が充実しておりますので、参加されることをお勧めします。

ー🎥当日のプレゼンテーションはこちらからご覧ください