【2019年度 JESCO賞】榎本初江さんインタビュー

現在は「モノよりもコトの時代」。私は体験と言う目に見えない価値を提供します。

事業の一つ目は、心を込めて手作りした髪飾りで七五三や成人式をお祝いするお手伝いです。つまみ細工の教室では、日本の伝統工芸であるつまみ細工を丁寧にお教えします。初めての方でも布を折って、のりで貼るだけで世界で一つの作品を作る事ができます。ぜひ作る楽しみを味わってください。

また作品を自分で使うだけでなく、知人や子供さん、お孫さんに贈って喜んでもらう経験をしていただきたいと思います。作品を作れたと言う自己肯定感と人に喜んでもらったという充実感を味わっていただきたいと思っています。教室が軌道に乗ってきたら、英語を使って海外の方にも日本の伝統工芸である「つまみ細工」を広めるクラスを始めたいと思います。

事業の二つ目は、こだわりのある自分仕様の商品をセミオーダーで作る事です。世の中にはモノが溢れていますが、本当に欲しい物が無いと言う方は多くいます。長く大切に使いたくなる、使ってワクワクするバッグや髪飾りを作ります。

物があふれる現代ですが、世界に一つしかない手作り品を大切に使う経験をしてもらいたいと思っています。

ーコンテストに参加しようと思ったきっかけは?

「コンテストに参加する」と言う目標をかかげ、真剣にビジネスプランを作ってみようと思ったからです。ただ漠然とやりたい事をするのではなく、自分には何が出来るのか、何をしたいのか、将来どうなりたいのかを考え、自信を持って前に進みたかったので参加しました。

ービジネスプランコンテストに参加して、得られたものは何ですか?

応募書類を作成するにあたって、創業スクールで学びなおしました。
講義を受ける中でとても重要な気付きがありました。今まで経験してきたが、今回のビジネスプランとは全く関係ないと思っていた事が、パズルが合わさるようにピッタリはまりました。今まで苦労して得た経験が無駄ではなかった。その事に気付いた時の喜びはひとしおでした。

コンテストに参加した事により自分のやりたい事、出来る事が明確になり、自分の進むべき道が見えてきました。これから自信を持って前進出来ます。

一人ではここまでプランを練り上げる事は難しかったと思います。一緒に頑張る仲間に出会い、その行動力に励まされました。また暖かく見守って下さる指導員の方に出会い、沢山のヒントをいただきました。そのおかげで、ここまで自分に向き合ってプランを練り上げる事が出来ました。

また、ビジコンに出場したおかげで、審査員の方々にも適切なアドバイスをいただきましたし、来場者の方にもありがたい申し出をいただきました。この場をお借りして、私にかかわって下さった全ての方に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。

ーコンテストに参加して、苦労した点についても教えてください。

今回2回目のチャレンジなので、2年間かけてビジネスプランを練ってきました。まず自分のやりたいことは何なのか?わかっているつもりだったのですが、実はわかっていなかった事に気づきました。

なぜやりたいのか?目的は何なのか?プランを立て始めると、わからない事ばかりでした。特に困ったのは、自分のやりたい事をやりながら売り上げをたてるプランにする事。自分だけが利益を上げるのではなく、周りの人にも利益になるようなプランを作る事でした。

ーこれから第一歩を踏み出す方へメッセージを!

まだプランが明確になっていない方も、何かやってみたい、挑戦したいと言う気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみませんか? 応募資料を作る過程で自分では思いもよらなかった発見や、新しい出会いがあります。貴方にもそんなワクワクを経験して欲しいと思います。

ーアトリエはつはんなについて

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