【2025年度 準グランプリ・東仁賞受賞】Ally Well 山角麻美さんインタビュー

 子育て世帯の朝食はパンが主流というデータがあり、共働きのわが家でも日常的にパンを食べています。手軽で忙しい朝の強い味方である一方、栄養バランスや添加物を気にする保護者が多いのも事実です。

こうした葛藤を解消するため、幼児向けに【栄養と安心を兼ね備えたパン】の開発に取り組んでいます。通常のパンでは不足しがちな栄養を補いながら、化学添加物を使用せず、安心して食卓に出せることを目指しています。栄養価の高い自然食材を粉末化して練り込むことで、幼児期に必要なたんぱく質・鉄分・カルシウムを1食分補える設計です。

このアイデアの背景にあるのは、仕事と育児に追われる中で感じてきた小さな罪悪感でした。時間や体力に余裕がなく、市販のパンに頼る日が続く中で「今日もパンにしてしまったけれど、栄養は足りているかな…」と自問しながら食卓に並べてきました。その経験が、親の気持ちにも、子どもの健やかな成長にも寄り添える食品を形にしたいという想いにつながっています。

現在はまだ挑戦の途中段階ですが、想いに共感してくださる方や、ものづくり・流通の視点から一緒に事業を育ててくださる方にご協力いただきながら、少しずつ形にしていきたいです。

ーコンテストに参加しようと思ったきっかけは?

 事業構想はあったものの、何から手を付ければよいかわからず、足踏みしている状況でした。そんな時にこのコンテストを知り、第三者の視点で事業性や社会性を見てもらえるだけでなく、新しい気づきや出会いを通して事業を動かすヒントを得られそうだと思いました。

少しでも実現に近づけたいという気持ちで、行動せざるを得ない環境に身を置こうと参加を決めました。

ービジネスプランコンテストに参加して、得られたものはなんですか?

 審査やフィードバックを通じて、自分ひとりでは気づけなかった視点や、事業としてどう成立させていくかを考える視点が身についたと感じています。

また、同じように挑戦している方々の存在が大きな刺激になりました。ライバルというより仲間のような関係で、互いにフィードバック・アドバイスを交わしながら切磋琢磨できる環境だったこと、そしてビジネスプランを公にしたことで応援してくれる人に出会えたことは、大きな励みになりました!

ーコンテストに参加して、苦労した点についても教えてください

 資金計画表や売上計画表の作成には、特に苦労しました。

製造委託費や原材料費について具体的な見積もりが取得できていない段階で数字を組み立てる必要があり、どこまでを現実的な計画として示すべきか悩み続けました。

必要な経費の洗い出しから始まり、パン屋の原価率や飲食EC事業の営業利益率の相場を調べ、創業支援窓口で確認をいただいたり、ChatGPTに壁打ちをしてもらったりと、手探りの状態で試行錯誤を重ねました。多くの時間をかけたものの、なかなか「これだ」と納得できず、締め切り直前まで数字と向き合い続けたことが印象に残っています。

ーこれから第一歩を踏み出す方へメッセージを

 「完璧になってから動かなくても大丈夫」ということだと思います。私自身も創業前の段階でこのコンテストに挑戦しました。不安はありましたが、未完成でも自分の考えを人に伝えてみることで、頭の中のイメージが少しずつ形になっていく感覚がありました。

西東京市には、同じように悩みながら挑戦している起業家の方々や、創業をあたたかく支えてくれる環境があります。一緒に一歩ずつ進んでいきましょう!

ー🎥山角さんの当日のプレゼンテーションはこちらからご覧ください

ーAlly Well 山角麻美さんについて

nstagram:https://www.instagram.com/yamakadoasami

Note:https://note.com/kadochi_888