【2025年度 西武信用金庫賞受賞】ノックノロジー 西嶋哲也さん インタビュー

今回発表した事業は、新入社員が専門スキルの基礎を身につけるためには、対面で直接手を動かす「経験学習」が最も効果的であることを提案し、企業から新人教育を請け負うサービスです。多くの企業では、社員育成のための豊富なコンテンツや学習機会を用意しているにもかかわらず、高い離職率や社員が定着しないといった課題を抱えています。
その背景には、組織が若手社員に期待するスキルと、若手社員自身が将来身につけたいと考えているスキルとの間にミスマッチが生じていることがあると考えられます。こうしたミスマッチを修正し、若手社員の自己効力感がアップする業務のために必要なスキルを棚卸し、サポートすることで、仕事が楽しく、組織で認められる関係を築くことができるようになります。このように若手社員が長く働ける環境づくりを行うことで、まずは、電機・電子業界における人手不足の解消に貢献することを目指します。
社員研修や人材育成に関わっている皆さま、ぜひ一緒に企業のサポートに取り組んでいきましょう。
ーコンテストに参加しようと思ったきっかけは?

近年、「中年の危機(ミッドライフクライシス)」という言葉を耳にする機会が増えています。私自身も50代後半を迎えた数年前、人生100年時代のちょうど折り返し地点に差しかかったことをきっかけに、60歳以降も会社員として雇用継続するのか、それとも自分の強みを生かして何か新しいことに挑戦できないかと考えるようになりました。
その中で、行政主催のいくつかの起業プログラムに参加してきました。創業資金融資あっせん制度を知り、当初は特定創業支援等事業による証明書を取得するために事業計画を作成したことが出発点でしたが、コンテストに参加することで、自分の起業アイデアをさらに磨き、より良いものにできると考え参加を決めました。
ービジネスプランコンテストに参加して、得られたものはなんですか?

自分の起業アイデアを多くの人に知ってもらうためには、より分かりやすく、より具体的に伝えることが必要であり、何よりもビジネスとして成り立つのかどうかを検証する視点が欠かせないことに気づきました。単なる思いつきではなく、事業として成立させるためには、検討すべき点が数多くあることを学ぶことができました。
また、創業スクールに参加した方々との交流を通じて、自分のビジネスに関心を持ち、理解しようとしてくれるとともに、率直なアドバイスをくれる仲間と出会えたことも大きな収穫です。
ーコンテストに参加して、苦労した点についても教えてください
自分のビジネスプランを限られたページ数にまとめ、さらに発表時間内で的確に表現することには大変苦労しました。第三者にとってより分かりやすくするために、何を残し、何を削るべきかといった構成の工夫に多くの時間を費やしました。特に、融資を受けるために必要な情報と、コンテストで発表する内容とでは求められるポイントが異なる点が難しく感じられました。
また、創業スクールに参加するための時間を確保し、スケジュールを調整することにも苦労しました。一方で、「なぜこのビジネスをやりたいのか」という原点や、自身のビジョン・バリューを常に持ち続け、意識しながら言葉にして表現することは、簡単なようでいて非常に難しく、その点にも悩んだことを思い出します。
ーこれから第一歩を踏み出す方へメッセージを
起業のアイデアは、いくつも思い浮かんでは消えていくことがあると思います。中には、実際に挑戦してみたものの、うまくいかなかった経験を持つ方もいるでしょう。一人で考えていると不安になったり、他者から否定的な意見を受けたりすることも少なくありません。
だからこそ、ビジネスプランを考えるという同じ出発点に立つ人が、あなた以外にも集まる「場所」や「時間」に、ぜひ参加してみてください。そこには、上下関係や優劣のない仲間がきっといるはずです。人と出会い、対話を重ねることで背中を押してもらえたり、また自分が誰かの背中を押す存在になれたりすれば、チャンスはさらに広がると思います。
私自身も、構想してきたビジネスを前に進めるため、具体的な行動を起こしていきたいと考えています。
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ーノックノロジー について
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